襲来

朝から雷雨。休日だとういうのに雷雨。こりゃもう今日は完全インドア決定だと思っていたのですが、午後、雨もやみ晴れてきたので少し散歩などをしてから、めだかに餌をやり、水槽の中のよごれ具合などをチェックしていると、なんだか見慣れない生き物が。うちのめだか槽はベランダに置いており、ふたなどもしていないので外部から何らかの生物が入りこむことは可能なのです。その見慣れない生き物を怖さ半分、好奇心半分であみですくってみると、やご。とんぼの幼虫やご。「わ、こんなとこにもとんぼは卵うんで、立派にやごになるんだね、すごいねぇ〜」などと感心してしまったのだけど、やごは肉食。自然界では、主に小魚やおたまじゃくし、小さな虫等を餌としている水中の小さなハンター。そしてここ、うちのめだか槽には、餌を競って食べるライバルも、ましてや、自分を餌とする外敵もおらず、やごの餌となるめだかがただ優雅におよいでいるのみ。やごにとってはまさにパラダイス。逆に、めだかにとっては小さな宇宙船にエイリアンを放りこまれたようなものであって、エイリアンを放りこまれても、めだかの中にリプリーはいないし、奴と戦う武器なんかあるわけでもなし次々狩られていくのは時間の問題だったはずなんだけど、ふだんはめったにしない、水槽の汚れチェックなんかしたもんで、やごは水槽の中にはいなかった最大の敵、「めだかの飼い主の人間」というものに発見されてあえなく捕獲されたのでありました。
好奇心で「羽化するところとか、もしかすると見られるのではないかい?」と思い、やごを小さなガラス瓶に移し、しばらく観察してみようと思っております。が、今、「やごの飼い方」で検索してみたら、「やごは生きた動くえさしか食べないのでうちでは、ペットショップで買ってきためだかを与えてます」とかめだかを飼ってる人間には、恐ろしいことが書いてあったので、どうしたものか。餌はどうしよ、めだか…はまずいしなあ。
あと、卵から孵化したであろうやごは捕獲した奴1匹だったのか…と思うと、やはり不安であり、ほんと、自分所有の小さな宇宙船にエイリアンを放りこまれたよう気分です。あぁ、自然って面白いっす。